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| ボックスのタイトル : 体と整体 題名 : 整体とは? |
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整体とは?
整体とはその名の通り「身体を整えて本来の状態に戻す」手技の事です。 その目的は 「人間の本来ある自己治癒力を高め健康な状態に戻す」 というものです。 腰痛や肩こり、膝痛が病院では何故治らない事が多いのでしょうか? 整形外科での「悪い」定義というのは「骨折・脱臼・打撲・捻挫」や「靭帯・筋肉の断裂」というものであり、軟部組織である筋肉が 「収縮したまま緩まない」 というのは「悪い」定義には当てはまらないからです。 その理由は、疲労・冷え・ストレス・瞬間的な大きな力(打撲や交通事故等)などが考えられます。 脳から収縮・弛緩という命令が出ても、それが実行出来ない、または上手く命令が出せなくなっている場合、整形外科ではレントゲンやMRI等画像診断によって 「骨や靭帯に異常はない」 と診断されます。確かに骨や靭帯に異常はなくとも、筋肉の方に異常があり、それが画像診断では解らないので治す事が出来ない訳です。
整体ではそれを、 「何が原因でそうなったのか?」 を 患者さんの主訴・可動域制限・触診 によってつきとめ、それに対する治療を行う事によって「症状の緩和」させるのでなく「根本治療」を行います。 それによって、本来の可動域をとる事や痛みのない動きが出来るように戻します。
自律神経失調?
よく病院で「自律神経失調」や「更年期障害」と言われたと患者さんから相談を受ける事があります。その時にいつも思うのですが、 「自律神経が失調している」なら「その原因は?」ということです。 ストレス、年齢、その他色々と理由を挙げられる場合が多いですが、どれも 「それが原因なら何故他の同じ条件の人はならないの?」 と私などは不思議に思うのです。 つまり「原因の一つ」ではあっても「主因」ではないと。 自律神経失調で起こる症状は、脳幹の部分の働きが阻害される事で説明出来る場合が多々あります。 他で例えるなら 猫背で呼吸が苦しい→病院に行く→レントゲン、血液検査異常なし→異常ないけど薬で改善しましょう 上の場合なら気管支拡張剤をつかうのと同様に「薬で楽になるなら使いましょう」 というのが基本的な病院での手段です。 この場合、原因は何も解決していませんから、薬が切れたらまた苦しいのが出てくる訳です。 整体ではこの猫背をどうにかするように、自律神経失調の場合も 「原因と思われる首肩部の筋肉の緊張をほぐす」 事によって症状の改善をしていきます。 その際、マッサージと違うのは表層の筋肉に対する施術だけでなく根本の原因である 「骨格を元の位置に居られなくさせている筋肉」 をも施術する事によって戻します。 何もしていないのに何故? 多くの患者さんが初めに来院された時に言われる言葉です。 患者さんにしてみれば 「どうして何もしていないのに、こうなってしまったのだろう?」 と不思議に思われるのも無理はありません。 ですが、専門家の私は 「逆に何もしていないからその様な症状がでてくる事があるのです」 と答えます。 つまり日常生活において、首や腰の部分を前に曲げる事は多々あっても 「反る・捻転する」 という動きをあまりしないのが現代人の生活です。 元々これらの部位は 首=頭の重みと上肢(腕)の重みを支える 腰=上半身の重みを支える という働きを自覚していなくともしています。 その上で一方的な動きしかしない。 他に例えで言うなら、重い荷物をずっと持っていると手が痺れてくるのと同様です。他の動きをしてあげたり、荷物をおけば痺れも取れますが、首も腰も重みを取ることは出来ません。 つまり支えている筋肉にばかり更に負担がかかってしまう=疲労が蓄積する訳です。 そしてもう一つがその一方的な動きによって 「他の筋肉とのバランスが崩れてしまう」 訳です。 普段から捻転・反るという動きをしておけばそこまで疲労は蓄積しません。 「忙しいから」 と言ってやらないのではなく 「忙しいからこそ、疲れを残さない為に」 自分の回復力を上げるために普段動かさない方向にも身体を動かすことを私は勧めています。
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